2008-10-28

I need


AM6:00その日の朝はいつもと違っていた。
最初に異変に気づいたのは妻だった。
「チョコ(フレンチブルドック、♀、4歳5ヶ月)が震えている」
けっして寒くはないその朝に震えるチョコを見て”ヘルニア”の文字が頭を過った。

家の近所に動物病院はいくつかあるが、手術(=全身麻酔)も想定されるので家から30分程離れてはいるが、信頼出来る”たむら動物病院”へ

診察室に入ると若いドクターが今日の担当だ。
しかし、家ではあれだけ震えていたチョコは痛がる様子も無く、普通に歩いている。
若いドクターに「今晩もう一日様子を見ましょう」と言われなんなく帰宅。
チョコを部屋に置き一時間程外出して帰宅すると、明らかにチョコの容態が急変している。
あわてて再度、たむら動物病院へ

先ほどの若いドクターが診察するが、急変した容態に戸惑っている様子
その後院長先生に呼ばれ、レントゲン、造影剤、CTと順番に看て行き痛みの原因を突き止めるとの事。その他に「朝からの容態の進行具合が早過ぎる、脊髄軟化の可能性も否定出来ない」と説明を受けるが、脊髄軟化???
原因不明、治療方法無し、発病から約一週間で死に至るとの事。
一瞬にして恐怖が思考を支配した。

レントゲン、造影剤では原因が特定出来ずCTへ、機械の上のチョコは全身麻酔がかかったチョコをみ動揺する。

CTの結果神経を圧迫する部分が判明、このまますぐに手術に入るとの事。
自分は一旦帰宅し病院からの連絡を待つ事に、
PM8:00無事手術が終わったとの連絡、これで一安心。

翌日、面会に行くが、チョコの顔を見ると不覚にも号泣
(さすがに看護士もドクターもドン引きだったろうと後に回想する。
待合室で待っていた他の人達は、目を真っ赤にしてうなだれて病院を後にする、自分を見てなんて思ったろう?)

11日間の入院で2日間だけ面会にいけなかったが、他の日は毎日面会に行った。

まだ後ろ足はもつれるが、元気になったチョコを見て改めて彼女の存在の大きさに、気づかされた出来事だった。
(もちろん、出来ればもうあってほしくないが)



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